京都の古着屋Linkのブログ

買い付け日記 4

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おはようございます。

僕は基本的に運が悪いというか、間が悪いというか、といった感じなので、日本でもこっちでも僕が並んだ列だけ進むのが異常に遅かったり、飛行機でも僕の座った座席だけ、どこかが壊れていたりします。
その感じは今回の買い付けでも継続していて、昨日は朝から驚いたのと呆れたので、なんとも言えない気持ちになりました。

昨日は朝から少しドライブして、最初の目的地を離れて、次の田舎町へ。
先に調べてみた情報によると、その田舎町はそこそこの規模みたいで、ちょっと期待していました。
中でも特に1軒の買い付け先は規模的にも大きく、かなり期待しつつ、早朝から続く雨が降る中しばらく運転。
好きな食べ物は先に食べる派の僕は、田舎町に到着後すぐに、1番期待していた買い付け先へ。
期待に胸を膨らませていたんですが、その場所に近づくにつれて変な雰囲気に。
遠目にも分かるぐらいに、黄色いテープが張り巡らされ、赤や青の光がちらほら見えます。
嫌な予感がしつつも近づいていくと、10台以上の消防車と同じぐらいの数のパトカーが止まっており、建物の周囲を進入禁止の黄色いテープが張り巡らされています。
よく見ると、その建物の一角は真っ黒に焦げていました。
なんや、これ、と思いつつ近くに車を止めてポリスに事情を聴いてみると、どうも昨日の早朝に目的の建物の隣の建物で放火っぽい火事があり、かなり大規模に燃えたみたいで、隣にも燃え移って、大変なことになったらしい、とのこと。

いやいやいやいや、そんなことあり得る?
ピンポイントにこの日に、しかも直前の早朝に、そこそこの規模の町でこれだけ建物がある中でピンポイントにこの建物に、しかも雨が降り続く中で放火されて、それが燃え広がって入れなくなるなんてこと。
どんな確率で起こる奇跡的な出来事やねん。
幸い早朝だったので人がおらず、死傷者は出なかったみたいで、それは良かったんですが、自分の運のなさと間の悪さに愕然としました。

その後、気持ちを立て直せないまま少しドライブしてみると、行く予定のなかった買い付け先をたまたま発見。
とりあえず少しでも取り返せたら、と思って探索してみると、ここが大当たり。
いろいろと良い商品を集めることができました。
最初のハプニングで落ちた気分を立て直し、さらに町を探索。
すると、その後も思っていた以上に順調に集まってくれました。

画像は、Maison Martin MargielaのTシャツと80年代のChristian Diorのワイドタックパンツです。
マルタン・マルジェラのTシャツは良いサイズ感で綺麗なシルエット、良い雰囲気の男前。
マルジェラの定番のTシャツの中でも、落ち着きのある良い色目の逸品です。
オールドのクリスチャン・ディオールのワイドタックパンツもコンディション、サイズ感、シルエットの揃ったアイテム。
力の抜けたユルめのシルエットが、今季らしい良い雰囲気です。

では、これから500キロほどドライブしてきます。

by used_link | 2017-05-21 20:18 | 買い付け日記 | Comments(0)
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