京都の古着屋Linkのブログ

買い付け日記 18

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おはようございます。

今日も昨日と同じモーテルに泊まってるので、部屋ではネットに繋がらず、こじんまりとしたロビーでパソコンをカタカタしています。
僕がパソコンをいじってるテーブルの正面に大きな窓があるので、朝ののどかな風景を眺めながら仕事が出来て、ちょっと気分がいいです。

そんな中、さっきふと外を見ると、70歳ぐらいの細身のおじいさんが犬を連れて散歩をしていました。
それ自体はのどかな朝のひと時なんですが、ひとつ違うのはおじいさんの散歩させている犬の数。
数えると6匹もの犬、しかもそのうちの4匹はかなりの大型犬。
細い体のおじいさんに制御できるはずもなく、右から左へと、ひきずられるように駆け抜けていきました。
あのおじいさんは、毎朝あんなことをしてるんでしょうか。
だとしたら、そろそろ学習して2~3回に分けて散歩するか、体を鍛えるかのどちらかをした方が良さそうな気がするんですが。

画像は、50年代頃のレタードカーディガンとJIL SANDERのウールジャケットです。
レタードカーディガンは、おそらくデッドストックだと思われる完璧なコンディションの一品。
サイズ感もかなり良く、色目も珍しいブラウンです。
ワッペンなどが付いていないシンプルなデザインに、オールドものならではのしっかりとした極上の質感のニット素材。
なかなかのスペシャルピースかと思います。
ジル・サンダーのジャケットも、コンディション極上。
落ち着いた色目のクオリティーの高いウール素材で、サイズ感も良く、シルエットもかなり綺麗です。
こいつも、なかなかの男前かと思います。

昨日は朝からちょっとドライブして、郊外の閑静な住宅街といった町へ。
うちの買い付けでは珍しい、治安が良さそうな静かな町で、こういったところではハイブランドが出てくることもちょくちょくあります。
この日も期待通り、ちょこちょことハイブランド商品が出た以外に、ヴィンテージもちらほらあり期待以上でした。
とは言え、数はそんなに集まらず、可もなく不可もなくという日といった感じでした。
そんな中、探索の後半でスペシャルアイテムと遭遇しました。
閑静な住宅街の片隅で、ひっそりと営業している、個人店の小さなアンティーク屋でソイツを発見しました。
お金持ちが多そうな町だけあって、なかなかの値段だったんですが、アンティーク屋のおばあちゃんとの値段交渉のすえ、なんとかうちで出せる値段にしてもらいました。

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こいつが昨日発見したスペシャル。
1940年代頃のAVALONの手巻き時計です。
AVALONは、当時のスイスのブランドで、そんなに数は作っていなかったようです。
アンティーク時計の世界では、もちろん有名ブランドのものも価値は高いですが、あまり知られていない少数しか製造していなかったブランドの価値は、その希少さもあり、かなり高いです。
また、こっちのアンティーク屋などでアンティーク時計を見つけても、まともに動くものが非常に少なく、なかなか仕入れることが出来ません。
AVALONの時計自体、60年代頃のものは稀に出てくることはありますが、これぐらいオールドのものはかなり珍しく、希少価値が高いです。
また、この年代では考えられないような状態の良さで、フェイスの色も渋めのブラウンというのも、アンティーク時計自体で見ても、かなり珍しいかと思います。
今後なかなか出会えることのないスペシャルです。

では、これから200キロほどドライブしてきます。

by used_link | 2015-09-07 21:31 | 買い付け日記 | Comments(0)
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