京都の古着屋Linkのブログ

買い付け日記 11

買い付け日記 11_d0176398_9534828.jpg
買い付け日記 11_d0176398_954189.jpg
買い付け日記 11_d0176398_9541354.jpg
買い付け日記 11_d0176398_9542570.jpg
買い付け日記 11_d0176398_9543663.jpg
買い付け日記 11_d0176398_9544765.jpg


今回のハードすぎる買い付けも、終盤戦に突入しました。
日程がいつもより短いながら、いつもの分のスケジュールを詰め込んだ過酷な毎日に体調の最悪さが加わって、間違いなく過去最高のしんどさです。
キツさも過去最高ですが、商品も過去最高と言えるほどの量と質で買えています。

こっちに来てよく思うのは、日本人ってちゃんとしてるなぁ、ってことと、アメリカ人って自由すぎるなぁ、ということです。
約束の時間を守らないのは当たり前で、店でさえ時間通りにオープンしないことが多いです。
反対に、閉店時間はビックリするぐらい、しっかり守るんですけどね。
今日の移動中に立ち寄った町でも、それを実感しました。
小さな田舎町の小さなアンティーク街でいろいろ探索してた時のこと。
その中の1軒で、ちょこちょこと商品を見つけ、レジに持っていくことに。
金額を伝えられ、お金を払うと、お店のオジサンが「あ、お釣りがないから売られへんわ」と。
「じゃあ、クレジットカードで払うわ」と言うと、「カードの機会が壊れてるし、無理」との返答。
いやいやいや、現金でもカードでも商品を買われへんかったら、店が開いてる意味がないし。
ちょっとイラッとしながら、「じゃあ、どうすればいいの?」と尋ねると、「車でちょっと走ったら銀行があるし、両替してきて」とのこと。
オジサンが行けばいいやん、と思いながらも、仕方なく車で5分ほど走って銀行へ。
かなり細かく両替してもらってから店に戻ると、扉が開かない。
よく見ると鍵がかかっていて、小さな張り紙がしてありました。
”犬の散歩に行っているので、5分ほどで戻ります”
いやいやいやいや、アンタが銀行行けって言ったから行ってきたのに、その間に犬の散歩に行くって・・・・・・。
結局、5分で戻ると張り紙があったのに、戻ってきたのは30分ほど経ってからでした。
結構イライラしましたが、これがアメリカなので仕方ないです。
おかげで、アメリカに買い付けに来るようになってから、忍耐力が付いたような気がします。

どうでもいい話を長々と書いてしまいましたが、そんな本日も順調に商品が集まり、なかなかの大量収穫でした。
量的にしっかり集まっただけじゃなく、スペシャルなアイテムもハントできています。
1つめの画像のジャケットがそいつです。
1920年代頃のドレスジャケット。
100年弱前のものとは思えない極上のコンディションで、サイズ感、シルエットともにめちゃくちゃ良いです。
アンティークのジャケットならではの、少し緑がかったウール素材が良い雰囲気を出してくれています。
個人的にも、かなりお気に入りのスペシャルな逸品かと思います。

一緒に載せたJIL SANDERのジャケットと60年代頃のレザーコートも、かなりお気に入りたちです。
ジル・サンダーのジャケットは上質なウール素材の綺麗なシルエットで良いサイズ感の男前。
厚めのウール素材なので、これからの季節にかなり活躍してくれるかと思います。
ヴィンテージのレザーコートは、良い色目で綺麗なシルエットの一品。
オールドのレザーコートは男臭すぎるのが多い中、コイツは柔らかい印象で使ってもらえるかと思います。

連日の大量収穫のおかげで、モーテルの部屋が大変なことになってきています。
買い付け日記 11_d0176398_1062062.jpg

部屋の中の一部分を撮ってみましたが、部屋のいたるところが、この状態です。
そろそろ限界なので、明日の朝に第2便を日本に向けて発送しようと思います。

では、これから本日収穫分を仕分けして、地獄のパッキングと書類の作成に挑もうと思います。

by used_link | 2015-11-13 09:52 | 買い付け日記 | Comments(0)
<< 買い付け日記 12 買い付け日記 10 >>