京都の古着屋Linkのブログ | |||||
今回のハードすぎる買い付けも、終盤戦に突入しました。 日程がいつもより短いながら、いつもの分のスケジュールを詰め込んだ過酷な毎日に体調の最悪さが加わって、間違いなく過去最高のしんどさです。 キツさも過去最高ですが、商品も過去最高と言えるほどの量と質で買えています。 こっちに来てよく思うのは、日本人ってちゃんとしてるなぁ、ってことと、アメリカ人って自由すぎるなぁ、ということです。 約束の時間を守らないのは当たり前で、店でさえ時間通りにオープンしないことが多いです。 反対に、閉店時間はビックリするぐらい、しっかり守るんですけどね。 今日の移動中に立ち寄った町でも、それを実感しました。 小さな田舎町の小さなアンティーク街でいろいろ探索してた時のこと。 その中の1軒で、ちょこちょこと商品を見つけ、レジに持っていくことに。 金額を伝えられ、お金を払うと、お店のオジサンが「あ、お釣りがないから売られへんわ」と。 「じゃあ、クレジットカードで払うわ」と言うと、「カードの機会が壊れてるし、無理」との返答。 いやいやいや、現金でもカードでも商品を買われへんかったら、店が開いてる意味がないし。 ちょっとイラッとしながら、「じゃあ、どうすればいいの?」と尋ねると、「車でちょっと走ったら銀行があるし、両替してきて」とのこと。 オジサンが行けばいいやん、と思いながらも、仕方なく車で5分ほど走って銀行へ。 かなり細かく両替してもらってから店に戻ると、扉が開かない。 よく見ると鍵がかかっていて、小さな張り紙がしてありました。 ”犬の散歩に行っているので、5分ほどで戻ります” いやいやいやいや、アンタが銀行行けって言ったから行ってきたのに、その間に犬の散歩に行くって・・・・・・。 結局、5分で戻ると張り紙があったのに、戻ってきたのは30分ほど経ってからでした。 結構イライラしましたが、これがアメリカなので仕方ないです。 おかげで、アメリカに買い付けに来るようになってから、忍耐力が付いたような気がします。 どうでもいい話を長々と書いてしまいましたが、そんな本日も順調に商品が集まり、なかなかの大量収穫でした。 量的にしっかり集まっただけじゃなく、スペシャルなアイテムもハントできています。 1つめの画像のジャケットがそいつです。 1920年代頃のドレスジャケット。 100年弱前のものとは思えない極上のコンディションで、サイズ感、シルエットともにめちゃくちゃ良いです。 アンティークのジャケットならではの、少し緑がかったウール素材が良い雰囲気を出してくれています。 個人的にも、かなりお気に入りのスペシャルな逸品かと思います。 一緒に載せたJIL SANDERのジャケットと60年代頃のレザーコートも、かなりお気に入りたちです。 ジル・サンダーのジャケットは上質なウール素材の綺麗なシルエットで良いサイズ感の男前。 厚めのウール素材なので、これからの季節にかなり活躍してくれるかと思います。 ヴィンテージのレザーコートは、良い色目で綺麗なシルエットの一品。 オールドのレザーコートは男臭すぎるのが多い中、コイツは柔らかい印象で使ってもらえるかと思います。 連日の大量収穫のおかげで、モーテルの部屋が大変なことになってきています。 部屋の中の一部分を撮ってみましたが、部屋のいたるところが、この状態です。 そろそろ限界なので、明日の朝に第2便を日本に向けて発送しようと思います。 では、これから本日収穫分を仕分けして、地獄のパッキングと書類の作成に挑もうと思います。
by used_link
| 2015-11-13 09:52
| 買い付け日記
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