京都の古着屋Linkのブログ | |||||
食べ物を床に落とし続ける上品オジサンですが、少し前に立ち去って行きました。 長い時間ラウンジで過ごす僕は、いつも見送る側です。 何かさみしいです。 とはいえ、別れがあれば、出会いがあるものです。 ちょっと前まで上品オジサンが座っていた席には、異常に力強い、何事にも全力なオジサンがいます。 身長はこっちでは低い方の170センチ前後で50代ぐらいの白人さんなんですが、登場から力強く、全力でした。 身長に似合わない大きな歩幅で、全力の靴音を響かせて登場し、一瞬ジャンプしたかという勢いでソファにどっかりと座りました。 その後すぐに朝食ををとりに行った全力オジサンは、朝食の盛り付けも全力です。 なぜかチョイスした小さめのおさらに、普通の人では載せきることのできない量を全力盛り付けして、全力の歩幅で戻ってきます。 そして、全力で食べ始めたんですが、食べ方もまた、力強さ全開です。 全力の量をスプーンですくい、大きな口に入れ、モグモグと口を動かしている間は、なぜか手に持ったスプーンをお皿の底部分に刺すように何度もたたきつけます。 彼は一瞬たりとも休まない全力オジサンです。 そのカンカンカンカンという音が、静かなラウンジに響き渡っていました。 全力の速度で朝食を食べ終えた彼は、全力で立ち上がり、全力歩幅で水をとりに行き、再び全力で戻ってきました。 そして、席まで戻ってきたのに、なぜかソファに座ることなく、ソファに向かって立ったままの姿勢で全力で水を一気飲み。 そのまま全力で叩きつけるように飲み終わったコップをソファの横の小さなテーブルに置き、また全力で立ち去って行きました。 嵐のようなオジサンでした。 最後にもう1度、メンズアイテムをランダムに載せていきます。 フリーメイソンのリングとネックレスは、どちらも雰囲気ありありのヴィンテージもの。 どちらにも細かな装飾でメイソンの最も有名なシンボルが刻まれた、希少価値の高いスペシャルピース達です。 ![]() ![]() ![]() 50~60年代のノーカラージャケットは、スウェード×ニットの切り替えデザイン。 この年代ならではの渋めの雰囲気が漂う、珍しいデザインの男前です。 ![]() ![]() ランバンのデザインコートは、コンディション、サイズ感、シルエットの揃ったアイテム。 無駄を削ぎ落としたミニマムなデザインながらも、実際に着ると物足りなさを感じせないのは、ハイブランドならではです。 ![]() ![]() マルニのサスペンダーパンツは、かなりお気に入りの逸品。 画像では分かりにくいですが、深みのあるネイビーのチェック柄が、これからの季節らしい良い雰囲気です。 ![]() ![]() 最後に個人的にスペシャルな男前を。 70~80年代のGUCCIのポロカラーニットです。 ニット素材と上質なスウェード素材が切り替えになった、オールドグッチならではの雰囲気のある逸品です。 なかなか出てこないグッチの服ですが、オールドグッチになるとさらに確率が低く、めったに出てきてくれません。 ![]() ![]() では、もうちょっとゆっくりしてから、搭乗口に向かおうかと思います。
by used_link
| 2018-09-09 01:22
| 買い付け日記
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