京都の古着屋Linkのブログ

買い付け日記 20

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少し前から不思議体験に悩まされていたんですが、さっき解決しました。
ちょっと前から車を走らせれば走らせるほどにガソリンが増えていくという、不思議体験をしていました。
最初のうちはちょっとした幸運ぐらいに考えて、ちょっと得したなぐらいの気分でした。
でも、走らせれば走らせるほどに増えていくガソリンに不安感が芽生えてきて、最終的には恐怖以外の何物でもなくなっていました。
そんな僕の不思議体験も、さきほどモーテルに着いたときに解決しました。
モーテルの駐車場に車を止めて、相方さんに「なんか、どんどんガソリンが増えていって怖いんやけど」と相談すると、「そんな訳ないやん」と答える相方さん。
「いや、ホンマに増えていってて、いまは満タン近くまで増えてるんやけど」と僕が言うと、相方さんは運転席側の前のメーターを見て一言。
「いや、満タン近くじゃなくて、ほとんど空になってるやん」
そうです。そうなんです。
何故なのかは僕にも謎なんですが、僕ちょっと前からガソリンメーターを逆に見てしまっていたんです。
いま僕が乗ってる車は、多くの他の車と同様に向かって一番右が満タンを示すF、逆に左がガソリン切れを表すEで、左にメモリが近付くほどにガソリンが減っていっていることを示してくれます。
それを僕は、右に行くほどにガソリンが減っていてると思っていたので、車を走らせるほどにガソリンが増えていくという怪現象に襲われていたんです。

ん?ちょっと待って。
ということは、ちょっと前のガソリン抜き取られ事件は、僕の勘違いってことになります。
ガソリンを抜き取られたと思ってから、また抜かれたら腹が立つし、ギリギリまでガソリンを入れないでおこうと思って入れてなかったんですが、どうりでまだガス欠になっていないはずです。
アメリカのみなさん、疑ってごめんなさい。
僕の勘違いでした。アメリカは、そこまで治安の悪い国ではなかったです。
とりあえず、怪現象が解決して恐怖から解放された僕は、そろそろ本当にガス欠になりそうなので、そっとガソリンスタンドに軽く給油しに向かいました。

長々とどうでもいい話をしてしまいましたが、長くてハードな春物買い付けも、本日で商品集めが終了しました。
商品集め最終日の本日も、この最終目的地の地方都市を駆け回り、ガッツリと収穫してきました。

朝に買い付け日記を更新してから、いろいろと準備をして第3便を送りに運送会社さんへ。
無事に荷物を預けて、そのままちょっとドライブして、最終目的地から少し離れた郊外の町をしっかりと探索。
途中で渋滞に巻き込まれてイライラしながらも、ガッツリと商品を確保。
最後の最後まで大量収穫が続いてくれて、気持ちよく終えることができました。

今回の買い付けも、出発してすぐの成田での10時間30分待ちから始まり、アメリカの空港での別室送りなどのイライラ、到着した途端の永遠のマイナス世界の中の極寒、レンタカーに乗り込んですぐ壊れてる事件、極寒過ぎて道路が凍りまくりで車が滑りまくりのスリル、モーテルのお風呂のバスタブに水溜まるの早すぎる問題、途中の飛行機移動後のレンタカー連続でいろいろ問題ありすぎ事件、突然の初夏のような陽気からのマイナスの極寒への逆戻り、モーテルのおばあさん幽霊疑惑からの恐怖体験、もう何度目か分からないガソリン抜き取られ疑惑からのガソリンが増えていく怪現象、買い付けズハイに悩まされる日々、といろいろありましたが、かなり良い買い付けができました。
途中そんな集まらず焦った日もありましたが、連日の大量収穫ラッシュでこの時期での過去最高量に並ぶ商品数を買い付けることができました。
量的なものだけでなく、質的にも非常に高い買い付けができたと満足しています。
ヴィンテージからグッドレギュラー、ハイブランドから小物まで、幅広くうちらしい商品を買い付けることができました。

画像は、MARC BY MARC JACOBSのデザインスウェットと90年代のCOMME des GARÇONS HOMMEの春物ニット、70年代頃のトレンチコートとYohji Yamamoto × adidasのデザインスニーカーです。
マーク バイ マーク・ジェイコブスのデザインスウェットは、これからの季節らしい綺麗な色目のお気に入り。
ピンク×ホワイトのカラーリングの手書き風のチェック柄の、着こなしの主役になってくれるアイテムです。
いつもならそんなに集めないんですが、今回の買い付けでは綺麗な色目や面白いプリント、少し癖のあるデザインなどのスウェットなんかも集めてみています。
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オールドのコム デ ギャルソン・オムのデザインニットは、リネン素材のこれからの季節を演出してくれる逸品。
ギャルソンのオムの中でも、めったに出てくることのない90年代のオールドものの、希少価値の高いスペシャルピースです。
ヴィンテージのトレンチコートは、取り外しのできるライナー付き。
オールドもののトレンチは肩が張りすぎて着難いものも多いですが、こちらは絶妙なシルエットの男前です。
春物のコートは、今回本当によく集まってくれました。
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この他にも、ワイドやテーパード、軽いフレアなどのいろいろなシルエットの9分丈ほどのパンツも集めてみています。
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ヨウジヤマモト×アディダスのスニーカーは、箱付きで発見。
ブラックカラーのレザー素材にソールのホワイトカラーが映える、足元に存在感を与えてくれる逸品です。

レディースアイテムも、最後まで好調でした。

60年代のティアードスカートは、3段切り替えのヴィンテージならではのボリューム感が魅力。
ヴィンテージスカートの柄物では花柄や風景柄が多い中、このスカートは様々な車がプリントされた、珍しい逸品です。
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70年代のオーバーオールは、クラシカルな柄感が珍しいお気に入り。
ワークイメージの強いオーバーオールですが、こちらはホワイト×ブラックのモノトーンなので、綺麗な印象で使ってもらえます。
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50~60年代のセットアップは、ジャケット×ワンピースのスペシャルアイテム。
この年代でこういったウエストのシェイプしないメンズライクな形状のジャケット自体が珍しく、さらにワンピースとのセットアップという、希少価値の非常に高い逸品です。
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では、本日の大量収穫分と手荷物用に置いてあった商品の山のパッキングに取り掛かろうと思います。
いつもながら、これが最後にして最大の山だったりするので、あとひと踏ん張り頑張ります。

by used_link | 2019-02-23 10:36 | 買い付け日記 | Comments(0)
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