京都の古着屋Linkのブログ | |||||
おはようございます。 今回の買い付けは、いつもと比べると日数が少なく、その分めちゃくちゃハードです。 普段の買い付けもなかなかにハードワークなんですが、今回のは比較にならないハードっぷりです。 そんな今年最後の買い付けも終盤戦に突入し、昨夜この最終目的地に到着しました。 連日のハードワークと寒暖差の激しさで身体はボロボロですが、商品は過去最高量に近いぐらいに集まってくれているので、精神的にはすごく健康的です。 少し前に雪が降ってから気温が低い日が続いていたんですが、昨日はそれまでの極寒っぷりとは真逆の暖かく過ごしやすい気候にホッと一息。 天気も良く、晴れ渡った気持ちのいい気候の中、ドライブ。 到着したのは、少し治安悪めな田舎町。 全く期待していない町だったんですが、ここも大当たり。 今回の買い付けで訪れたどの町よりもガッツリと収穫ができました。 予想外の大量収穫に良い意味で戸惑いを感じながら、さらにドライブ。 次に訪れた町でも、予想に反してしっかりと収穫。 そこからさらにドライブして、めちゃくちゃ治安の悪い感じの田舎町へ。 ここでも大量収穫は続き、1日を通してかなりの商品を集めることができました。 予想に反した大量収穫に気分よく、さらにドライブ。 到着したのは、いまいる今回の買い付けの最終目的地である地方都市。 到着後すぐに予約していたモーテルにチェックイン。 フロントデスクの白人さんのオバサンにパスポートとクレジットカードを渡して、予約の確認をしてもらうことに。 いつもならすぐにチェックインの手続きが始まるんですが、僕の顔をチラッと見て、ジッとパソコンの画面を見て、また僕の顔を見て、パソコンを見てを繰り返すオバサン。 しっかりと予約もしたし、先に宿泊分の料金も支払っているのに、何なんやろと思いつつ待つ僕たち。 たっぷり5分ほどパソコンの画面と僕の顔を見続けた後で、突然パソコンの画面を反転させて僕たちの方に向けてきました。 そして、画面に並んだ名前の1つを指さして、一言。 「たぶんやけど、あんたこの人やんな」 そこには何て読めばいいのかも分からない、どこの国の人かも判断できないような、やたらに長い名前が。 とにかくどう読めばいいのかは分からないですが、無理やり読むとしたら”チョズ なんとかかんとか”さん。 いやいや、ちゃんとパスポート渡してるやん。 そこに名前書いてるやん。 何で僕の見た目だけで、その名前の人やと思ったん。 なんか分からんし、その名前の人には悪いけど、ちょっと嫌やわ。 しかも、その人の名前の5つぐらい下には、しっかりと僕の名前が載ってるし。 いろいろ言いたいことはありましたが、グッとこらえて画面を彼女の方に戻し、僕の名前を指さして「僕の名前はこれやで」と教えたものの、ちょっと納得いかない顔をするオバサン。 一応、しっかりと僕の名前でチェックインの手続きはしてもらえましたが、おばさんはずっと納得のいかない様子でした。 いや、僕ってそんなに”チョズ なんとかかんとか”顔なんかな。 チョズさんには悪いけど、やっぱりなんか嫌やわ。 そんな何と表現したらいいのか分からない感情になるやり取りを終えて、部屋に大量の荷物を運び込んで、収穫分の仕分けをしている途中で記憶があいまいになって、現在に至ります。 少し前に第1便を日本に送ったばかりですが、モーテルの部屋が大変なことになっています。 このままだと日常生活に支障をきたすので、明日の朝にでも日本に向けての第2便を送りに行こうかと思います。 画像は、COMME des GARÇONS HOMMEのデザインコートと60~70年代のセットアップ、同じく60~70年代のGUCCIのネクタイです。 コム デ ギャルソン・オムのデザインコートは、ショート丈のスッキリとした印象の逸品。 肉厚で柔らかなウール素材に縮絨加工が施された、ここらしい遊び心の詰まったお気に入りです。 ヴィンテージのセットアップは、渋めのカラーリングが魅力。 上質なウール素材に上品なストライプ柄がはいった、着こなしの主役になってくれる男前です。 ヴィンテージのグッチのネクタイは、深みのあるブラウンカラーが大人な良い雰囲気。 ハイブランドのネクタイは数多く仕入れてきましたが、こちらはその中でも最高峰に位置する、めったに出てくることのない希少価値の高いスペシャルピースです。 レディースアイテムも、終盤戦になっても好調です。 60年代のショートジャケットは、1884年創業のイギリス王室やマリリンモンローなどのセレブに愛された高級ブランド、JAEGERからの逸品。 ファブリックデザインや各所に施されたパイピングなど、ディティールの凝った、上品な良い雰囲気です。 50年代のダブルのコートは、使ってもらいやすいミドル丈。 なかなか見かけることが無くなったアストラカンが使われた、希少価値の高い逸品です。 70年代のロングスリーブワンピースは、マクロスウェード素材が使われた柔らかな印象。 襟元のさりげないスタンドカラーやスクエアなボタン、すその色目の切り替えなど、ディティールの凝った、オールドものらしいアイテムです。 では、これからこの最終目的地を駆け回ってきます。
by used_link
| 2019-11-14 21:12
| 買い付け日記
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