京都の古着屋Linkのブログ | |||||
おはようございます。 今朝は特に寒く、少しだけ雪が降っています。 昨日は朝から郊外の町まで少しドライブ。 到着したのは、治安が悪そうな廃れた感じの田舎町。 こういう町は、当たりはずれが激しいんですが、そこは大当たりでした。 その前までも、かなり順調に商品が集まってくれていましたが、昨日はその中でも一番の大収穫でした。 朝到着したときは負のオーラが漂っているように見えた廃れた郊外の田舎町だったのに、商品を車に詰め込んで帰るときには良いイメージに変わって、何となく雰囲気のあるおしゃれな町に見えてきました。 夜までしっかりと商品を集めて、拠点の町のホテルへ。 ホテルに戻って駐車場に車を止めて、大量の荷物を抱えて部屋に向かおうとすると、突然「おいっ!!」という大声が聞こえました。 自分とは関係ないと思って再び歩き始めると、「おい!お前やお前」という声。 嫌な予感がしつつ、声の方向を見ると細長いおじさんがこっちに向かって歩いてきます。 白髪混じりの長い髪とひげが特徴的な、明らかにあまり関わってはいけない雰囲気のおじさん。 たとえるなら、邪悪な細サンタクロース。 そんなことを考えている間も、おじさんはどんどん近付いてきます。 おじさんと僕との距離が2メートルほどになったとき、再び口を開く邪悪な細サンタクロース。 「お前、127号室に泊まってるヤツやんな!!」 まるで100メートル先の人に呼びかけるような大声で話す邪悪な細サンタ。 僕の泊まってる部屋は1階ですらないので、もちろん127号室ではありません。 ただ、情報処理が追いつかず、何も答えずに見つめ返す僕に細サンタは続けます。 「お前、127号室のヤツやろ!!絶対にそうや。間違いない!!!」 と相変わらずの壊れたスピーカーのような爆音の声で、映画とかの悪役丸出しの感じで詰め寄るダーク細サンタ。 変なのに絡まれたなーと思いつつ、「いや、違うけど」ととりあえず返事する僕。 「え、違うの?そうか、そうか」と急に態度も声量も変わる細サンタは、そのまま来た方向に帰っていきました。 もっとしつこく絡まれると思っていた僕は拍子抜けでしたが、とりあえず大事にならずに良かったです。 でも、もし僕が127号室の宿泊客だったら、どうなってたんでしょうか。 その後の結末は怖すぎるので、想像しないようにします。 その後、部屋に買い付けた大量の商品たちを運んで、仕分けをして、シャワーを浴びて、ベッドへ。 朝起きて雪がちらつく中、車に荷物を運んでいると、いました。 ダーク細サンタ。 僕たちの車を止めてるスペースの隣は、誰も車を止めてない空きスペースだったんですが、その空きスペースの車止めに細サンタが腰掛けてジッとこっちを見ています。 雪が降る中で座り込むダーク細サンタは怖すぎます。 そこで引き返すわけにもいかないので、とりあえず車に。 その間、ずっと細サンタの視線を感じます。 早く終わらせて立ち去ろうと、荷物を車に入れてドアを閉めて、鍵をかける間も、ずっと感じる細サンタの視線。 そして、車に荷物を入れている途中から聞こえる細い音色。 え?細い音色?何それ? 気になって思わず細サンタの方をチラッと見ると、その手にはリコーダーが。 そう、音楽の時間に習った、あのリコーダー。 雪が降る中リコーダーを吹いている、座り込んだダークな細サンタ。 いや、情報が多すぎて頭が追いつかへんって。 あまりに予想外の光景に、ジッと見つめてしまう僕。 すると、細サンタは吹いていたリコーダーを口からゆっくりと離し、真っ直ぐに僕を見つめたまま満面の笑みを浮かべてきました。 意味は分からな過ぎますが、とりあえず敵意はない様子なので、僕もぎこちない笑みを細サンタに返し、そのまま立ち去ることに。 え?ほんまにどういうこと? もしかして、昨日絡んできたお詫びのつもり?? 今もその謎は残ったままですが、雪の中のリコーダー細サンタはしばらく忘れることはできないでしょう。 どうでもいい話を長々としてしまいましたが、良い商品がガッツリと買えています。 画像は、80~90年代のBurberrysのニットたちと61年のサービスシューズです。 オールドバーバリーのニットたちは、肩部分やエルボーパッチのレザー切り替えが魅力。 胸に刺繍ではいったブランドシンボルが、さりげなくもアクセントになってくれます。 ヴィンテージのサービスシューズは、なかなか見かけることのないブラウンカラー。 出てこなくなっているサービスシューズの中でも、特に希少価値の高い逸品です。 では、これからしっかりとドライブしてきます。
by used_link
| 2022-10-27 21:19
| 買い付け日記
|
Comments(0)
| |||||
ファン申請 |
||