京都の古着屋Linkのブログ | |||||
おはようございます。 さきほどやっと日本に向けての第3便を送る準備が完了しました。 昨日は朝から郊外の町までドライブ。 こっちは日照時間が短くなっていて、朝は8時前まで暗く、夜は18時頃には暗くなってきます。 この日もまだ太陽が出ておらず暗い中、ホテルを出発。 たどり着いたのは、治安が良さそうな、お金持ちの人が多く住んでいる町。 こういう町は、当たりな時はとことん当たり、はずれを引いてしまうと本当に何もない、と両極端なことが多いので、ドキドキしながら探索開始。 開始直後に確かな手応えと大当たりの予感。 予感は的中し、そこから夜までノンストップで良い商品が集まり続けてくれました。 今回の買い付けは、商品集めに関しては本当に好調です。 ここまで順調だと、何かあるんじゃないかと逆に怖くなってきます。 夜まで大量の商品を収穫し続けたので、ミニバンの後方はぎっしり。 ホテルに戻り、大量の商品を3階の部屋に運び込むことに。 このホテル、基本的には文句はないんですが、1つ大きな欠点が。 結構大きめのホテルなのに、ラゲッジカートがないんです。 ホテルとかでたくさんの荷物を積んで運ぶときの、あのガラガラガラってやつ。 あれがあれば大量の商品を段ボール箱に詰め込んで、それをいくつかラゲッジカートに載せて運ぶことができるんですが、ここでは不可能。 なので、両手いっぱいに荷物を抱えて駐車場から3階の部屋まで、永遠に往復。 もはや何回行ったり来たりりしたか分からないぐらい往復して、商品運びが終了。 そこからは、いつもの仕分け作業。 仕分け作業が終了後に、明日送りに行く予定の日本に向けての第3便のためにパッキング作業を開始。 たまに現実逃避で外をボーっと眺めたり、大して面白くもないテレビをちょっと見しながら、商品1枚1枚確認して、素材をメモって箱に入れてという単純作業をひたすら続けます。 夜中にもう思考も働かなくなってきた頃に異変が。 部屋の外から鳴り響く、聞き覚えのある爆音。 ビーッビーッビーッ!! 嫌な予感がして、窓から外を見てみると、宿泊客が次々と外に出てきています。 以前にも聞いたことのある耳障りな爆音。 ホテルの火災報知機が作動した音です。 これ、こっちのホテルではあるあるなんでしょうか。 それとも僕の運が悪すぎるんでしょうか。 日本では火災報知機の警報音なんて、ほとんど聞くことはないんですが、こっちでは何度目の経験か忘れるほどに遭遇しています。 最初の頃は焦ったりしましたが、何度もありすぎて今ではこの爆音を聞いても平常運転。 とはいえ、万が一のことがあるので、一応部屋の外に出てフロントに向かうことに。 部屋の中でも爆音だった警告音は、外に出るとその数倍の音量。 相方さんと話すにも、かなり近くで大声じゃないと聞こえないレベル。 そんな中1階に下りてフロントへ。 たぶん日本だとちょっとした騒ぎになると思うんですが、ここはアメリカ。 外にでてきていた宿泊客たちは、部屋の外に出て他の宿泊客と少し話すと、笑い合いながらすぐに部屋に戻っていきます。 さすがアメリカ人。 物事を楽観的に捉えることに関しては天才的です。 僕たちも大丈夫だとは思いつつ、アメリカ人ほど楽観的になれないので、フロントに。 フロントには少し宿泊客もいましたが、誰も慌てた様子はありません。 スタッフが誰もいないホテルのフロントで待っているとフロントスタッフさんがのんびり現れて、 「今ホテルの周りをぐるっと見てきたけど、たぶん火は出てないよ。たぶんハロウィンパーティーで悪ノリしすぎたんちゃう?たぶん部屋に戻っても大丈夫やで」 という、たぶんと推測だらけで何ひとつ確証ない適当発言。 若干の不安は残るものの、たぶんその通りなので、僕たちも自分の部屋に戻ることに。 やっぱりあれだけ順調に商品が集まっていると、何かありますよね。 朝を無事に迎えているので、結果的に実際に火は出ていなかったと思うんですが、1つ大問題が。 それは、パッキング作業の時間が大幅にとられてしまったこと。 そこからは、もはやテレビも窓の外も見る余裕はなく、ひたすら無言でパッキング作業。 気合で何とか終わらせて、そこから書類の作成。 それがさきほど終わり、現在に至ります。 途中で何度も心が折れそうになりましたが、追い詰められる中で諦めずにやり続けると、何とかなるものですね。 画像は、先日訪れたアンティークモールの様子と1980~90年代のYVES SAINT LAURENTのカーディガン、1950~60年代のシングルコートです。 アンティークモールは、かなり規模の大きめのところ。 規模が大きいので商品数も多く、早足で回っても結構な時間がかかってしまいました。 オールドのイヴ サンローランのカーディガンは、深みのあるブラウンカラーがオトナな雰囲気。 立体感のあるケーブルの編み柄がアクセントになってくれています。 ヴィンテージのロングコートは、上質なツイード素材。 シンプルなデザインながらも存在感のある、オールドものならではの逸品です。 この他にも、付け外し自由なライナーの付いた、秋、冬、春に対応してくれるマイクロスウェードのコートなんかも集めてみています。 では、これから第3便を送りに行ってきます。
by used_link
| 2022-11-01 20:29
| 買い付け日記
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