京都の古着屋Linkのブログ | |||||
おはようございます。 こっちは物価高が激しく、それに加えて円安ということもあって、ほとんどのものがめちゃくちゃ値上がりしています。 ガソリンについては政府が補助金を出しているのか、昔とほとんど金額が変わりませんが、日常に根ざしたものの値段がめちゃくちゃ上がっています。 たとえばティッシュ。 僕はアレルギー性鼻炎なので、ティッシュは生活に欠かすことが出来ません。 前までは日本のよりちょっと高いかなぐらいだったんですが、今ではアメリカの1箱の値段と日本の5個セットの値段がほぼ同じぐらいか、アメリカの1箱の方がちょっと高いぐらいです。 買い付け中は生活費を極限まで削って、商品を買い付けることに全振りしているので、当然食生活もなかなかのものになっています。 なので、こっちで気にはなっていたんですが、手を出していなかったアレに手をつけてしまいました。 それは、インスタントラーメン。 昔、店をオープンしてすぐぐらいの頃はカップ麺を買って食べていたりしたんですが、それではなく今回は袋麺。 なんと1袋に5食入って1.25ドル、日本円で190円ほどという衝撃価格。 1食あたりは40円弱です。 値段だけではなく、いつでも簡単に作れて時短にもなります。 信じられない値段が逆に怖すぎて手を出していなかったんですが、今回は勇気を出して挑戦してみることに。 袋を手にとって見てみると、なんとNISSINの文字が。 あのニッシンさんじゃないですか。 安心と信頼の、僕が盲目的に信用している、あのニッシンさんじゃないですか。 創業者の朝ドラも観て、なんやったら大阪のカップヌードルミュージアムに行って、チキンラーメン作り体験までした。 一気に期待値が上がり、あえて日本にはないであろうビーフ味と安心できそうなシュリンプ味の2袋を抱えてレジへ。 ホテルに帰り、部屋に付いている電子レンジを使って調理開始。 まず100均的なところで買った電子レンジ対応の容器に水を入れてお湯を沸かし、沸いたら麺を投入。 再度加熱をして、適当なところで取り出し、付属の粉のスープを入れて完成。 まずビーフ味を作ってみたんですが、めちゃくちゃいい香り。 絶対にはずれのない醤油ベースに頑張って探せばあるような気がするビーフの風味。 まずスープを一口。 ん?なんやろ、これ。 決して不味くはないんやけど、美味しくもない。 何の深みもなく、若干薄い。 とはいえ、麺は大丈夫でしょ。 だって、ニッシンさんだもの。 スープはこっちに合わせたものに変更していても、麺は日本のあれのはず。 フォークで麺を巻き取り、口に運びます。 は?なにこれ。 何でこんなことになってんの? 歯が一切要らない、舌の力だけでぶつぶつと切れる、何ともいえない食感。 めちゃくちゃ柔らかくした粘土のよう。 とにかくマズイ。 なにをどうしたら、あのニッシンがこんなものを作るようになったのか頭が追いつきません。 しかし、僕にはまだ希望が残されています。 そう、安定のシュリンプ味。 次の日、期待を込めて作ってみることに。 おそらく前回失敗したのは、レンジ調理の時間が長すぎたから。 今回は麺を入れてからの調理時間を短めに設定。 そこからは前日と同様に粉末スープを入れて完成。 立ち上る湯気に鼻を近づけてみると、芳醇な海老の香りが・・・・・・全くしません。 て言うより、何のにおいもしません。 めちゃくちゃ頑張って嗅いでみると、なんとなく何かしらのにおいがしますが、何のにおいか全くわかりません。 でも、大事なのは味。 まずスープを一口。 うす。 ただそれだけに尽きる味。 しかし、麺は失敗からの学びを活かしたので良くなっているはず、と口に運びます。 いや、一緒やん。 昨日と全く同じ柔らかい粘土やん。 こうなってくると話が変わってきます。 5個セットの衝撃価格ということは、逆に言えばこの悲惨なラーメンを5回も味わうということ。 しかもニッシンを信用しすぎたあまりの2袋買い。 あと8袋も残っています。 ものを粗末にしてはいけませんと教わってきた僕に捨てるという選択はありません。 この買い付けが終わるまでに、なんとかして美味しく食べきってやると心に誓いました。 どうでもいい話を長々としてしまいましたが、そんな食生活を送りながら、昨日も順調すぎるぐらい順調に商品が集まってくれました。 朝から夜まで止まることなく収穫し続けた1日でした。 連日の大量収穫で、泊まっている部屋の商品の山々が大変なことになってきていて、まともに生活できなくなってきています。 画像は、オールドのSalvatore Ferragamoのレザーローファーたちと80~90年代のChristian Diorのニットジャケット、例のラーメンたちです。 フェラガモのローファーは、ハイブランドらしい上質な革を使用。 どちらもしっかりと足元のアクセントになってくれる男前たちです。 クリスチャン ディオールのニットジャケットは、絶妙な抜け感と上品な雰囲気が融合した逸品。 一見シンプルながら、各所に施されたシームデザインややや大きめのフロントボタンなど、細かなディティールにこのブランドらしさが詰まっています。 2袋買いしたラーメンは、日本にはない独特のデザイン。 うちの相方さんは事前準備が完璧すぎるほど完璧な人で、いつどこに出かけてもバッグからバンドエイドやウェットティッシュが出てくる人。 今回の買い付けにも醤油などの調味料を持ってきてくれているので、あらゆる手を使って絶対に何とか美味しく食べきってやろうと思います。 では、これからちょっとドライブしてきます。
by used_link
| 2024-10-20 21:35
| 買い付け日記
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