京都の古着屋Linkのブログ

買い付け日記 7

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おはようございます。
さきほどちょっとしたトラブルがあって、しっかりと目が覚めました。

いつも買い付けの日程をギチギチに組みすぎて、かなりハードなものになっているんですが、今回はさらに過密スケジュールを組んでしまったので、なかなかに過酷です。
そんな毎日を送っているからか、いまいち頭が働いてくれていません。

今泊まっているホテルは買い付けモード全開な感じで、いくつもの商品の山々がそびえ立ち、今後のパッキング作業の為に組み立てただけで中身を入れていない段ボール箱がそこかしこに置いてあります。
寝起きなのと疲れからか頭がうまく働かずボーっとしながらも、仕事のことで少し考えることがあった僕は、何も考えず近くにあった段ボール箱に腰かけたんですが、そこで事件が。
段ボール箱には中身が入っていないので、当然座ることはできません。
重力にしたがって、僕のお尻は下へ下へと沈み込みます。
しかも腰掛けたのは、縦が1メートルほどある大きな段ボール箱。
その中にお尻を中心にすっぽりとハマりこんでしまいました。
箱の中に体の大半が入り、箱の外には胸から上と膝から下だけが出たヤドカリのような状態で身動きが取れない僕。
立派な大人として、この状態は恥ずかしすぎます。
なんとか脱出しようと試みるものの、キレイにハマリすぎてどうにもなりません。
必死にヤドカリの状態から脱しようともがいていると、その音で目が覚めてしまった相方さんと目が合ってしまいました。

あぁ、僕の尊厳が。
今までずっと、うちの店のオーナーとしてやってきた僕の全てが崩れていく。
ある意味どんな状況よりも恥ずかしい姿のまま、無言で相方さんに助けを求める僕。
寝起きでこんな状況を目の当たりにし、頭が処理し切れていないのか、何ともいえない表情で同じく無言で僕をじっと見つめる相方さん。
数秒間お互いに無言でアイコンタクト。
気まず・・・・・・。
永遠に感じられる数秒の後、おもむろに起き上がり、こちらへと近付いてくる相方さん。
その後苦労しながらも僕は救出され、身動きの取れないヤドカリから二足歩行の人間へと進化をとげました。
相方さんにお礼を言い、恥ずかしい姿を見られてしまったと恥じ入る僕に、相方さんからは「いつもあんなもんやで。もう慣れてるし」とのお言葉を頂きました。
ある意味で僕の尊厳は守られたみたいです。

そんなこんなの買い付けですが、商品はめちゃくちゃ順調に集まっています。
昨日訪れた治安悪めの町でも、しっかりと商品を確保できました。
大量収穫が続いてくれているので、過去最高量だった前回買い付けと同じくらいのペースで今のところ商品が集まってくれています。

画像は、ハイブランドのマフラーたちと90年代頃のYVES SAINT LAURENTのニット、40年代頃のミリタリーリングと40~50年代の同じくミリタリーのブレスレットです。
デザイナーズのマフラーたちは、これから訪れる冬の着こなしで活躍してくれるアイテム。
今回の買い付けでも、マフラーを含め、他にもいろいろと小物が集まってきています。
オールドのイブ サンローランのニットは、フロントのチェックの編み柄がアクセント。
さりげない雰囲気ながらもしっかりと存在感のある、このブランドらしい逸品です。
ヴィンテージのリングとブレスレットは、良い意味でミリタリーらしくない、どこか上品な雰囲気の男前たち。
ヴィンテージの小物類も年々確保が難しくなってきており、どちらも希少価値の高い逸品です。

では、これからちょっとドライブしてきます。


by used_link | 2024-10-23 21:11 | 買い付け日記 | Comments(0)
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