京都の古着屋Linkのブログ

買い付け日記 10

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おはようございます。
朗報があります。
ついに大量のインスタントラーメンを食べ切ることに成功しました。

買い付け序盤にニッシンさんを過信するあまり大量購入してしまったインスタントの袋麺を終盤戦にきて、ついに完全消費しました。
長くてキツい戦いでした。
少しでも美味しくして絶対に食べ切ってやると毎日試行錯誤を繰り返し、日本から持ってきている調味料で味を変化させてみたり、電子レンジでの麺の茹で時間を秒単位でいろいろ試してみたり。
さらにはスーパーでハムなどの食材を買って入れてみるという、当初の節約や時短の目的とはかけ離れた手段に出てみたり。
毎日の研究の結果、僕たちは最高到達点に。

昨夜その研究の最終結果を試そうと、最後の1袋を開封しました。
まず大事なのはビーフ味の方を選ぶということ。
シュリンプ味では最高の1杯を作ることは出来ません。
ビーフ味でこそ、至高のものとなるのです。
電子レンジで完璧に計算された量の水を容器に入れて沸騰させ、その間に醤油などの調味料を用意。
水がしっかりと沸騰してお湯になったところで容器を電子レンジから1度取り出し、麺を投入。
そこから再び加熱するのですが、ここで1番大事なのが加熱しすぎないこと。
度重なる研究の結果、こっちの麺は日本のものよりも柔らかくなりやすいということが分かったんです。
なので、加熱時間はほんの少し。
これで茹でれてる?という程度の時間だけで十分。
あとは麺をほぐすときの余熱で最高のものが仕上がります。
少しだけ加熱してすぐに取り出し、まだ固まっている麺を相方さんにほぐしてもらい、最後は仕上げに付属の粉末スープを加え、調味料で味を調えるだけ。
仕上げにかかろうと、粉末スープの袋を開けたとき、まさかの事態が。
え?ウソやろ。
袋の中、カラやん。
粉末スープの袋の中、何も入ってないやん。
付属の粉末スープの袋だけが入っていて、袋の中にあるはずの粉末が入ってないんです。

想定外過ぎる事態に脳が追いつかず、一瞬フリーズする僕たち。
しかし、追い詰められたときこそ、最高のヒラメキが訪れるのです。
相方さんが大量に持ってきてくれてるスープの素があるやん。
しかも、なかなか使わずに残してたアレがあるやん。
ラーメンに確実に合う、あの味のスープ。
そう、わかめスープが。
スープのストックからわかめスープを素早く取り出し、茹で上がった麺の入ったお湯に投入。
粉末はすぐに溶け、湯気と共にめちゃくちゃいい匂いが。

麺が柔らかくなってしまう前に、とりあえず一口。
え、美味すぎるんやけど。
ひくぐらい美味しいんやけど。
僕たちが最高到達点だと思っていた場所は、まだ通過点に過ぎなかったんです。
本当の最高到達点はビーフ味の粉末を越えた、その先にこそ存在したんです。
人生、ピンチを乗り越えたときにこそ見える景色があるということをニッシンさんから学ばせていただきました。

そんなこんなの今回の買い付けの旅ですが、商品はめちゃくちゃ順調に集まってくれています。
昨日も1日を通して大量収穫で、朝から夜まで途切れることなく商品を集めることが出来ました。
おかげで、第2便を送った直後とは思えないぐらい、ホテルの部屋の中には商品の山がそびえ立ってきています。

画像は、オールドコーチのバッグたちと80~90年代のYVES SAINT LAURENTのセットアップ、集まってきているニットたちです。
今回の買い付けでも、オールドコーチが豊富に買えています。
いろいろなデザイン、カラーリング、サイズ感で揃ってきました。
オールドのイヴ サンローランのセットアップはストライプの織り柄がアクセント。
シンプルなデザインながらも存在感のある、このブランドらしい男前です。
これからの季節に活躍してくれるニットもしっかりと集まっています。
素材、デザイン、サイズ感豊富に確保できています。

では、これからちょっとドライブしてきます。


by used_link | 2024-10-26 20:40 | 買い付け日記 | Comments(0)
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