買い付け日記 １４

まだ外が真っ暗な中、早朝便の飛行機に乗るために空港に到着しました。

飛行機に積み込んで持って帰る用の箱の重量をチェックしないといけないので、かなり早めの到着です。

昨日の夜、思いのほかパッキング作業が早めに終わったので、シャワーを浴びてすぐに寝ようとベッドに入ったんですが、たまたまつけていたテレビでファイナルデスティネーション２がやっていたので、懐かしい気持ちでちょっと観てみることに。
観ながら眠ろうと思っていたものの、ついつい最後まで観てしまいました。
終わったので寝ようと思っていると、続けてすぐにファイナルデスティネーション１が始まってしまい、またまた最後まで鑑賞。
さすがにもう眠ろうと思っていると、続けてファイナルデスティネーション３が始まってしまいました。
まさかのファイナルデスティネーションマラソンだったんです。
この罠を抜け出すのは困難です。
なんせファイナルデスティネーションシリーズは、少し観てしまうとついつい見続けてしまう中毒性があるからです。
結局３も最後まで見てしまい、次の５が始まる前になんとかテレビの電源を切ることができたので、少し眠ることができました。
あと少しテレビを切るのが遅ければ、一睡もせずに空港に来ることになっていたかも知れません。

今回の買い付けでも、何かとうちらしい出来事がありました。

家を出てすぐに乗り込んだアクロバティックな運転のタクシーでの車酔いから始まった今回の買い付け。

これまでで１番寒く、冷蔵庫の中にいるのかと錯覚した飛行機内の温度、

閉じ込められたままお腹のビッグウェーブと後ろの席のヤンチャなアメリカンボーイの攻撃に耐え続けた乗り継ぎの飛行機、

そこからのおじさんの挑発にあえてのり、そして勝利したトイレの個室の鍵壊れてる事件、

あらゆる物の値段が上がっていることで痛感したアメリカの物価高と円安、

過度な期待と信頼は自分の首を絞めることを知った激安ラーメン激マズ案件、

大量の商品の山が雪崩を起こさないようにビクビクしながら肩身を狭く生活した日々、

相変わらず苦手で、今回でより嫌いになったパッキング作業、

思わず妄想が止まらなくなってしまったスーパーのハロウィンケーキとの出会い、

僕の尊厳が完全に崩れてしまった早朝ヤドカリ事件、

日々の心の支えになってくれた、もはや味を超えた存在のホテルの朝食ビュッフェとケチャップの存在、

探究心と執念、窮地での応用力、全てが揃ったときだけに見える景色があることを教えてくれた大量のインスタントラーメンなど、

いろいろありましたが、結果的には良い買い付けでした。

今回の買い付けでも、かなり大量に良い商品が集まってくれたので、買い付け日記用の画像が余りまくっています。

時間が許す限り、画像をランダムに載せていこうと思います。

エルメスのリングとブレスレットは、このブランドらしい上質で上品な雰囲気。

どちらもレザーが組み合わされた、さりげなくも存在感のある逸品です。

オールドバーバリーのジップアップジャケットは上質なウール素材。

さりげなくはいったブランドシンボルの刺繍や絶妙な高さのスタンドカラーなど、ディティールの凝った男前。

この他にも冬物のジップアップジャケットをしっかりと確保しています。

ユーロヴィンテージのスラックスたち。

全体にはいった織り柄やウエストのシンチバックなど、オールドのユーロものならではの良い雰囲気のアイテムです。

DRIES VAN NOTENのテーラードジャケットはストライプ柄が上品な印象。

シンプルなデザインだからこそ分かる極上シルエットは、さすがの一言です。

６０～７０年代のロングコートは、ハリスツイードを使用。

コンディション、サイズ感、素材感どれも揃った男前です。

この他にライナー付きで幅広い季節に活躍してくれるコートなんかも集まっています。

また次の乗り継ぎの空港で続きを更新できたらしてみます。