京都の古着屋Linkのブログ | |||||
無事に京都に帰ってきています。 今回の買い付けでは前回以上に物価高に苦しめられました。 うちの店では出来るだけ価格を抑えて店頭に並べているので、アメリカ滞在中は極限まで生活費を切り詰めて、その分を商品代金に全振りしていました。 その成果もあって、今回の入荷でもうちの価格帯で商品を出すことが出来そうです。 日本にいるときには、アメリカは物価が上がり続けているものの景気自体は良いということを耳にしていたんですが、実際に行ってみると全然違った印象を受けました。 アメリカ人はとにかくイベント大好きで、毎月何かしらのイベントで盛り上がっていて、その為にはお金も労力も厭わないといった感じです。 なので、ハロウィンの時期にはかなり前から大盛り上がりで、数週間前からいろいろなお店のスタッフさんのコスプレはもちろん、町を走っている車はハロウィンな感じに改造されまくっていたり、民家もド派手にハロウィン仕様にデコレーションしたりイルミネーションを飾り付けたりといったのを頻繁に見かけていました。 しかし、今回の買い付けではお店のスタッフさんはコスプレしているものの、改造された車もデコレーションやイルミネーションで飾りつけられた民家もほとんど見かけることはありませんでした。 以前の買い付けでは、土日にアンティークモールに行くと人が多すぎて商品を見て回るのが大変だったんですが、今回は休日に何件か行った際にはガラガラで閑散としている感じでした。 町全体に人がいないというわけではなく、スーパーマーケットやアメリカの100均的なところはどこも人が多く、遊びなどにお金を使うというよりは値段が上がっている日用品にお金を使って、他にはそれほど回せていない印象を受けました。 それとは別に、運送会社さんに日本に送る荷物を持ち込んだ際にスタッフさんとお話ししたときには、関係先などのオフィスがいろいろと閉鎖されてしまっているというようなことも聞きました。 その逆にセレブな町をたまに訪れると以前に増してゆとりのようなものが漂っていました。 生活にゆとりのない多くの人がより苦しい環境におかれ、一部のお金持ちはさらに裕福な暮らしになっているという、目で見てすぐにわかるレベルの貧富の差をまざまざと見せつけられているようでした。 うちがメインで買い付けをしているのが田舎町だからそのように感じただけかもしれませんが、それが僕が今回のアメリカ買い付けで受けた率直な印象です。 うちらしくもない真面目な買い付け日記になってしまいましたが、今回の買い付けでも良い商品がしっかりと確保できています。 最終回であるこの買い付け日記では、番外編として買いつけた商品や風景などの画像を買い付けの旅のダイジェストとしてご紹介させて頂きます。 飛行機の窓からの風景。 1980~90年代のYVES SAINT LAURENTのニット。 いろいろなデザインや素材感、サイズ感で揃ってくれたコート。 何かありそうで全然何もなかったアンティークモールの一画。 1950年代のカナダミリタリーのサスペンダーパンツ。 今回の買い付けで力を入れて集めてみたショートアウター。 しっかりと確保できたデザイナーズのジップアップジャケット。 気持ちの良いドライブが出来た、山の中のフリーウェイ。 いろいろなカラーリングやデザインで買い付けることができたエルメスのネクタイ。 今回の買い付けでは、いつも以上にハイブランドのネクタイを集めることが出来ました。 最後になかなか出てくることのない、希少価値の高いスペシャルを。 フリーメイソンのネックレス。 手前のKnight of Pythiasのものは100年以上前の、奥の最も有名なシンボルが刻まれたものは30~40年代のどちらもアンティーク。 秘密結社なだけあり、ただでさえ出てこないことに加えて、アンティークのものはめったに見かけることのない極上品です。 買い付け中に時間が取れず、まだ入荷用の画像を全く用意できていません。 画像の準備に少し時間がかかるので、その期間はブログやインスタグラムをお休みさせて頂きます。 画像の準備が整い次第、ブログやインスタグラムを再開し、新入荷の商品情報をご紹介させて頂きます。 いつものように店内を全て新商品に総入れ替えして、再オープンさせて頂きます。 しっかりと時間をかけて店内を作り込むので、かなり気合の入った内容に仕上げる予定です。 是非、ご期待ください。
by used_link
| 2024-10-30 20:57
| 買い付け日記
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